サークルタイム ~言葉で伝え合う力~
サークルタイムとは子どもたちが輪になって対話や意見交換を行う活動のことです。4・5歳児はこの時間を通じて、自己表現やコミュニケーションのスキルを育んでいます。今回のテーマはカブトムシの今後についてです。餌を食べなくなって仰向けになり、動きが悪くなってきているカブトムシがいることをきっかけに、狭い飼育ケースでこのまま飼育するのか、自然に放してやるのかについて話し合われました。
強くて優しくてかっこ良いALTのダニエル先生をイメージして、子どもたちが「ダニエル」と名付け可愛がっている、オスのカブトムシは今のところ健在ですが、なかには寿命を迎えつつあるカブトムシも…
最初は放してあげたほうがいいという意見が多かったのですが…
話し合いのなかで「命は一つしかない!」という大事なキーワードが出ました。
放しても自由になる気はするけれど、餌をみつけられなかったりカラスに狙われたりと結構残酷な運命が待っている。せっかくここまで育てたのだから、責任を持って大事に飼うという結論に至りました。子どもたちが自分の考えを出し合いながら活発に意見交換をする姿に、言葉で伝え合う力が育っていることを強く感じました。
昆虫博士くんは、「おじいちゃんの作ったカブトムシの標本を見たことがある」と貴重な話題を提供してくれました。今後は標本作りへと発展するのでしょうか。期待は高まるばかりです。